2013年7月26日金曜日
別れ際の微笑みが忘れられない!!
心地いい風を感じた時,僕はどんな表情になれるだろうか?
20130726
僕は働いている時に、小さなお子さん連れのご家族と触れ合うことがあります。
一人で動き回るお子さんを、親御さんの元へ導いたり、危険を避けるためその場から動くよう促したりすることもあります。
そんな時僕は、なるべくお子さんと目線の高さを合わせるために、しゃがみ込んで話しかけるようにしています。
そして時には、お子さんの身体に触れ、動いて欲しい方へ促すこともあります。
とはいえ。
僕は小さなお子さんの扱いに慣れているわけではありません。
少し恐る恐る感がありつつも、だがしかし、決してそれを見せないようにしながら、お子さんの肩や背中に軽く手を添えるようにします。
その時いつも僕はこう思うのです。
柔らかっ!
あの子達は、圧倒的に柔らかいんです。
いわゆる柔軟性とは違う、何か核心にせまるような柔らかさを、僕はいつも感じてしまいます。
そして。
もともと心も身体も硬めな僕は、彼らに対して憧れの念さえ抱いてしまうんです。
5才に満たないお子さん達に、です。
その憧れを知ってか知らずか、全く相手にせず親御さんの元へかけていく子。
触れられたことによって、ふわっとこちらを向いてくれる子。
反応は様々です。
いづれにしてもその振舞いは、僕には大自然のごとく感じられるんです。
今朝、1才の男の子とその親御さんと触れ合いました。
帰り際、ご両親は僕に優しく声をかけてくださいました。
僕は、お父さんに抱かれる男の子に「じゃあね」と声をかけ、手を振りました。
男の子は、ただ、ゆっくりと、僕のほうへ手を伸ばしてくれました。
思わず僕はかすかにその手を握りました。
一瞬の間がありました。
男の子は微笑んでくれました。
心地よい風が吹いた時、吸い込むようにその風を感じる時のような。
僕には、そんな微笑みに見えました。
心地よい風が吹いた時、僕は彼のように微笑むことができるだろうか?
そんな柔らかさを、持っていられるように在れたらいいな。
大迫健司
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